○第4章 クルマから欲しいタイプの電源を取ろう!
ポイント
電装系 で一番大切なのは、電源の確保!電装系はやっぱり電気が無いと動かないよ。ここでは、クルマの電源の基本とボディーアースの概念について説明しますね。ここから、電気が流れるとか電磁気学的におかしい文章ですが、初心者にイメージをつかんでもらうために書きます。
まず電気にはプラス・マイナスがあるのは知っていますよね。もちろんプラス・マイナスで電流が流れることで電装系が作動します。ということは、電装系にプラス・マイナス側の電源を取れば作動するって言うことです。さてさて、電装系ってどんな時に作動させたいんだろうか?例えばレーダー探知機ならば、走行している時ですよね。つまりエンジンが始動している時。例えば、フットライトならば、ドアが開いてる時ですよね。こんな感じで、いつ作動させるかったいう「制御作業」を今から学びましょう。
まず、プラス電源のみを考えましょう。マイナスは忘れてください。電球があるとして、この電球を○○した時に光らせたいとします。つまり、○○したい時に電気が流れると考え方を変えることもできますよね。ここがポイントです。バッテリーに直接接続すれば、永遠に電気がながれますが、クルマには○○した時にながれる電流っていうのがあるのです。これは事実として知ってください。
言っている意味が分かりにくいですよね。すごく簡単なことをややこしく言ってるのです。もっきーらんどの頭脳ではこれ以上分かりやすく言えないんです。ごめんなさい!例えば、ヘッドライトを点灯させると、インパネ付近もライトが点灯しますよね。このように同期させることができるということです。ん〜むずかしい。
この同期の種類がクルマにはいっぱいあります。ここでいくつか紹介します。
1.常時電源
(いつ流れるの?) いつも流れる電源。バッテリーが上がるまでずっと流れます。
(どこから取るの?) バッテリー・オーディオ裏
(使い道は?) カーセキュリティーダミーライト などなど
2.アクセサリ電源
(いつ流れるの?) キーをACCに合わせたとき。
(どこから取るの?) イグニション裏・オーディオ裏
(使い道は?) 車内の間接照明 などなど
3.IG1電源
(いつ流れるの?) エンジン始動時+セルモーターが廻っている時
この電源は、クルマのエンジン電装全般・エンジン始動時・メーターなどなどのクルマの走行に関わる電源ですので安易に取り出すと、ヒューズ切れ・ショートなどで走行不能になることもあります。できる限り使用は避けましょう。但し、自分なら大丈夫という人は自己責任で。
4.IG2電源
(いつ流れるの?) エンジン始動時
(どこから取るの?) イグニション裏・パワーウインドウ・オーディオ裏
(使い道は?) レーダー探知機 車内の間接照明 などなど
5.イルミネーション電源
(いつ流れるの?) ライト(スモール)点灯時
(どこから取るの?) ライトスイッチ・オーディオ裏・ヘッドライト裏
(使い道は?) 車内の間接照明 などなど
と、こんな感じでいろいろな電源があります。さて、電源の取り方ですが、既存の配線から分岐させればいいのです。上の表をもう一度みてください。(どこから取るの?)で主な配線分岐場所を紹介しましたが、オーディオ裏っていうのは全部対応できてますよね。オーディオにはいろいろな電源が来ています。つまり、オーディオを外すだけで複数の電源が確保できます。配線分岐の方法と注意点は、第5章で書きますので、そちらもご覧あれ〜!
次に、マイナス側を考えます。クルマには「ボディーアース」という概念があります。さてさてボディーアースってなんでしょうか?アースって「地球」とか「大地」ですよね。アースについて少し紹介します。ちょっと難しいかもしれないので、読み飛ばしてもOK!
なんで、鳥は電線に止まっても感電しないのでしょうか?答えはアース「大地」にあるのです。電気は電位差があるところに流れます。電位差というのは。電圧の差です。例えば、乾電池のプラス側(1.5vかかる)を豆電球につないで、豆電球のもう一方をつながないと光りませんよね。しかし、もう一方をマイナス側につなげば光りますよね。ここで乾電池マイナス側を(0v)とします。するとプラス・マイナスの電圧の差は1.5vとなります。これが電位差といいます。電気は水と同じように考えると事ができます。水は高いところから低いところにながれますよね。電気も同じなのです。
さて、「大地」と鳥の感電は何の関係があったのだろうか?鳥は1本の電線に止まっています。それが何万ボルトかかっていようが、電位差がないので、電流は流れません。だから感電しないのです。仮に鳥の足が何メートルもあり、地面と接触していたらどうでしょうか?地面は0v電線は何万ボルト。電気が流れて死んでしまいます。鳥があのサイズだから感電しないのです。
では、ボディーアースの話に戻しますね。プラスの電源に12vをかけておいて、ボディーを0vとします。ボディーを0vとするのは、バッテリーのマイナス端子をボディーの金属部部に接続しているからです。クルマのボディーは塗装部分を除いて、電気が流れます。つまり、トランクの鉄部分につないでもマイナス側が得られるということです。ん〜ややこしい。
なんていったらいいんでしょう?つまり、プラス電源を配線分岐でとって、マイナス側はボディーの導体部分に接続したらOKです。
電磁気学的に変な言葉の使い方をしていたり、説明が下手なので同じいいまわしが多いのですが、分かりにくかったらぜひとも掲示板へカキコしてください。下手な文章になるかもしれませんがサポートします。